趣味のはなし~VAPE~
趣味のはなし。
VAPE(ベイプ)。
いわゆる電子タバコ。近頃、日本でも人気が急上昇とのこと。
もう10年以上、ほぼ毎日タバコを吸ってきた。自分でも旨いと思っているのか、好きと思っているのか分からないまま、ニコチンという成分を摂取する為に吸っている。ようなもの。
一日平均1箱。自分はいったいいくら税金を納めたのだろう。おそらく、老人を10人死ぬまで裕福に暮らせるくらいの金額は払っているはずだろう。
「タバコハセンエンニシタホウガイイ」などと言っているお偉い方の賢くない発言があったりする。税収は上がるし、やめる人が増えて健康面にはいいからだって。自分の周りだがミクロに見ると、千円になったらみんなやめると思う。今のワンコイン以内だから喫煙者でい続けるのだ。喫煙率を下げるのと、税収は表裏一体。喫煙者(高額納税者)というカードは生かさず殺さず。国は喫煙者を変に刺激せず上手に使うべきだと私は思う。
今回の増税で毎日吸っているメビウス(マイセン)で490円になると予想されている。(ネット調べ)
単純計算で490円×31日=15,190円/月でしょ。
おそらく実際のところは20,000円弱使うことになりそうだ。
月のお小遣いは20,000円。(実際はこっそり買物をしているので40,000円くらいだけど)コーヒーも飲めやしない。飲みにもいけない。欲しいものも買えない。
話が超脱線したが、そこで始めたのがVAPE。電子タバコ。
私が買ったのはKANGERTECH(カンガーテック)のTOPBOXminiスターターキット。鉄を削りだしたようなプラチナムというカラーにした。(仕事中なので写真は載せられないが)
大人の趣味感が出てて、惚れ惚れするほどかっこいい。
値段は楽天で10,000円くらいだったかな。
VAPEとはニコチン(原則)やタールの入っていない様々な味があるリキッドを入れ、熱して霧状にして吸い込む吸引機(ペポライザー)のこと。
まだまだはっきり証明はされていないが、吸い込む煙(水蒸気)は害はほとんど無いらしい。
使用感としては、現在ニコチンはいれていないのでスロートキックというタバコ吸ったときの喉にぐっとくる感じは無いが、一服している感はある。味は何百種類もあり好みによって選択できるし、美味しいリキッドはびっくりするほど美味しい。
現在はタバコ:VEPE 7:3ぐらいで吸っているのでタバコが1箱/日から0.7箱/日に減っている。
そんな話はさておき、男のロマンの話をしよう。
私は文系大学を卒業したが、昔から機会いじりが好きだった。
子供のころはミニ四駆にハマり(社会人になっても一時期ハマったが)速くかっちょいいマシンを求めて日々研究を重ねていた。
男のロマンを私はこう考える。「Customize and Collection」
共感頂ける方もいるのでは。
この要素がVAPEには詰まっている。金銭的にもな影響もあり、ドハマりした。
Custmizeについて書くと・・・
VAPEはざっくり構成を言うと「MOD」と呼ばれるバッテリーが入っている電気を出力する部分と「アトマイザー(噴霧器)」という「MOD」からの電気でコイルを熱し、コットンにしみこんだリキッドを霧(煙)状にする部分に分かれる。(私の言葉では分かりにくいので他のサイトを見ていただいたほうがいいかも)
それぞれ様々な種類があるのだが、「MOD」=A社、「アトマイザー」=B社のように別メーカー同士でカスタムすることが出来る。カメラとレンズみたいな感じ。
現在、私はタバコのように吸いたいので「MOD」=KANGERTECHのKBOXmini+「アトマイザー」=VANDY VAPE Verserker mtl miniというカスタマイズをしている。
リキッドはAK47というバニラ+カスタード+コーヒーというなんとも甘くずっしりとしたフレーバーを使っている。
「MOD」+「アトマイザー」+「リキッド」で無限のカスタマイズが出来る。
しかも「アトマイザー」にも方式(種類?)があり、予め作られたコイルを組み込む「クリアロマイザー」というものと、コイルを自分で巻いて、コットンをセッティングする「RBA(リビルダブルアトマイザー)」というものがある。
クリアロマイザー⇒既製品
RBA⇒自家製
みたいな感じ。
私が今使っているVerserkerは後者の「RBA」という種類。
「このリキッドの味を最大限味わう為には、抵抗値を高くして、低い電力でゆっくり味わうと旨いだろうな。ああでもない。こうでもない・・・」なんて考えながら、コイルの種類を選び、巻き数や巻き方を調整する。
試行錯誤して自分が理想とする自分だけの「アトマイザー」を完成させる。
『自分だけの』って何かわくわくする。
これからは「リキッド」にニコチンを入れて紙タバコをやめようかと思う。
但し、日本の薬事法ではニコチンは国内での販売、譲渡は禁止されている為、海外から個人的に輸入するほか無い。(ニコチンは劇薬。ちょっと舐めたら死ぬ。使用は自己責任!)
お金について少し触れると、初期投資こそ必要だがVAPE(ニコチン入りだとしても)<<<紙巻タバコなのは間違いない。(VAPEだけにするとざっと計算で月の喫煙代は1/3になる)
健康面についても紙巻タバコよりは少なくとも害は少ない。(らしい)
決意無き禁煙は不可能だし、ストレスになるので、VAPEにハマっていくなかで減煙したいと思っている。
まぁだらだらと書いたが、言いたいことは『何かに夢中になることは生きる活力』であるということ。
私が休職したてのときは、趣味や楽しいこと、興味や欲が一切無かったし、考えられなかった。
私は「夢中になったことを評価しないということ」を心がけている。
2児のパパだが、普通「子育てに夢中になる」べきなのだろう。
もちろん子育てもしているし、死ぬほど子供が可愛い。
ただ、結局「子育てに夢中になる」というのは、世間一般の新米パパの理想像を勝手に描き、義務や指名を与えているだけに過ぎない。
VAPEという趣味が家族にとって、「子育て」にとって必要なことかと問われるとNOだと思う。
やりたいことは良否を考えずやる。
それが夢中になるということだと思う。
飽きてやめてしまってもいい。無計画に楽しむ。
だからこそ毎日に活力が沸く。
活力があれば会社に来れる。給料が出て家族が食える。
もう一つ病気になって思うことは、「もっとわがままでいいじゃないか」ということ。
自分の人生。『我』の『まま』じゃないと楽しくない。
うつ病は自分の人生を取り戻すきっかけになったような気がする。
趣味のはなしでした。